政府方針

現在、政府の方針で、「医療の国際展開」また「医療を成長戦略産業」として捉える活発な動きが見られています。

2030年までに、「医療の国際展開」により、日本の医療技術・サービスが獲得する海外市場規模5兆円を目標に掲げており、そのために、一元的推進組織(メディカル・エクセレンス・ジャパン)による、医療技術・サービスのビジネスベースの国際展開の推進、具体的には、新興国を中心に日本の医療拠点を増やすことをアクションプランとして掲げています。

2013年11月16日医療関係セミナーの開催

概要

2012年安倍政権誕生以降、「アベノミクス第三の矢」の中で「医療」を成長戦略の一つと位置づけ、「医療の国際展開」を重要項目の一つとして捉える活発な動きが見られています。

【参考資料】
医療の国際展開 取組の現状と見通し(PDF)
首相官邸のWEBサイト「内閣官房 健康・医療戦略推進本部 医療国際展開タスクフォース」内

2013年11月16日、安倍晋三首相がカンボジアを訪れた際、我々のカンボジアHHRDプロジェクト主催の医療セミナーにご参席頂き、以下のようにご挨拶を頂きました。我々プロジェクトもこの追い風に乗って、更なる加速して参りたいと決意を新たにした所存です。

安倍晋三内閣総理大臣のご挨拶

安倍晋三内閣総理大臣のご挨拶

イム・チュンリム上級大臣閣下、モム・ブンヘーン保険大臣閣下、北原KNI理事長、お集まりの皆様、皆様こんにちは。日本国総理大臣の安倍晋三です。

本セミナーのテーマであります、北原国際病院、日揮及びメディカル・エクセレンス・ジャパンによる日本の救急救命病院を
プノンペンに設立するプロジェクトは、日本が強みとする医療サービスを、海外としては初めて、カンボジアで設立するものです。

その救急救命病院設立に関し、本日、フン・セン首相にもご説明し、大変喜んでいただき、病院の建設・運営の協力について合意を致しました。
この病院ができることで、皆様の身近に日本医療との接点ができることは私にとって大きな喜びであります。

交通事故や脳梗塞、心筋梗塞などの緊急の際はもとより、日常的な医療のニーズを日本式の医療サービスで支える拠点となります。
また、日本の高度な医療をカンボジアに伝える窓口ともなり、カンボジア医療の発展と皆様の健康に寄与することを確信しております。
このような拠点は、皆様が健康な生活を送る社会や街づくり、それに必要な人材の育成にも寄与すると信じます。

そして、日本は政府、医療界、産業界が一体となって、この日本とカンボジアの懸け橋の構築に取り組んでまいります。
カンボジアの皆様におかれましてもその建設運営に是非ご協力をお願い致します。

本セミナーを通じて医療分野での相互理解が深まり、医療者の人材育成を含め具体的協力が更に進展することを期待申し上げて、簡単ではありますが、私からのご挨拶といたします。

有難うございました。

2013年11月16日
安倍晋三内閣総理大臣

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